・暗記型の学習に絞る
・いつも通り過ごす
・自己肯定感を高める
・好きなことをする時間を取る
・開き直る
・睡眠と食事をしっかりと摂る
受験直前の不安
受験当日、これまでやってきことが実るかどうか…、やるべきことが他にないかどうか…
受験前はそんなことばかり考えてしまい不安が募りますよね。
まずは大前提ですが、受験直前で飛躍的に問題が解けるようになることはありません。
受験が近くになるにつれて焦燥感から様々なテキストや学習法に手を出して、なんとか成績を上げようとしてしまいます。気持ちはとてもわかります。しかし、それらの行動は逆効果になることもあります。直前期は、本番で100%の力を出すための準備期間にしましょう。
当日100%の力を出すための方法は人それぞれ異なります。その土台となる6つの約束事を書いていきます。
直前期の過ごし方(学習編)
暗記型の学習に絞る
試験日ギリギリまで勉強をするのは間違ったことではありませんし、なにもやらずに過ごすのは逆に難しいですよね笑
どうせやるなら、短い期間で成果を出したいところです。では、どんな学習が短い期間で成果を出すことができるのか?を考えると、それは、『暗記型の学習』と言えるでしょう。数学を例にすると、
・公式を確認する
・頻出問題の解法を確認する
・志望大学の問題の時間配分を確認する
等があげられます。苦手単元まるまる復習するのも悪くないですが、それに時間が取られすぎて上記の確認ができないのは効率的な時間の使い方とは言えません。
直前期の過ごし方(生活編)
いつも通り過ごす
受験直前になると、焦燥感からいつも以上に勉強に本腰を入れたくなるものです。しかし、最初にも言いましたが短期間で劇的に成績が上がることはありません。そのため、直前では出来ることを増やそうとするよりも、
これまで問題なくできていた問題を、本番にこれまで通り解けるための活動
をするのが良いでしょう。普段と違う活動をして一喜一憂するよりは、リラックスできるように普段通りの生活を送りましょう。
自己肯定感を高める
自己肯定感とは、「ありのままの自分を肯定する感覚」のことです。
みなさんが考えてる以上に自己肯定感の有無は本番に影響を与えます。
「私はダメな人間だ」
「絶対に本番で目標点数は取れない」
そんなマインドで本番を迎えて目標とする点数が取れるわけがありません。
・簡単な問題を解く
・好きなことをする
・人と話す
・出来ていないところに目を向けない 等々
どんなことでも良いのですが、本番に向けて自己肯定感が上がるような活動を心がけましょう。
好きなことをする時間をとる
「自己肯定感を高める」に繋がる話なのですが、本番まで適度に好きなことをしましょう。
・読書をする
・ゲームをする
・映画を観る
・散歩をする 等々
限度はありますが、好きなことを適度にすることによってリラックスできたり自己肯定感が上がったりと良い効果が多く得られます。
開き直る
聞こえは少し悪いかもしれませんが、これは自己肯定感を高めることにも繋がります。
試験日まで時間が多くある時
「まだまだ勉強時間が足りないぞ」
「苦手分野を確認しないと」
「頑張らないとやばいな」
というように、自分を奮い立たせることが重要です。しかし、試験直前はどうでしょうか?直前はどう足掻いても成果が出ない可能性の方が高いのです。そんなときに上記のように自分を奮い立たせても、逆に自分を苦しめるだけです。なので、
試験日直前
「私は頑張った」
「もうこれ以上はやれることはない」
「絶対に本番は大丈夫」
と根拠のない自信で開き直ってしまいましょう。
食事と睡眠をしっかりと摂る
最後は、言わずもがなですが、食事と睡眠についてです。極端に良くしようとする必要はありませんが、なるべくしっかりとした食事と睡眠を摂りましょう。
まずは食事についてです。普段朝ご飯を食べないのに、無理してたくさん食べるようにしましょうとは言いません。以下の点を見直してみましょう。
日々の食べる時間を揃える
少しでもバランスの良い食事にする
バランスの良い食事については、下記のサイトが参考になります。
参考 「食事バランスガイド」について:農林水産省
無理して100%良いものにしようとしなくても良いです。あまりにも普段の生活から変えてしまうと、「いつも通り過ごす」に反することになってしまいます。
次は睡眠についてです。最適な睡眠時間は人それぞれですので自分に合った睡眠時間をとりましょう。
たまに、自分はショートスリーパーだと勘違いしてる人を見ます。
ショートスリーパーとは、睡眠時間が6時間未満で健康に支障をきたさない人
を指します。数日間短い睡眠時間で過ごせる人のことはショートスリーパーとは言いません。また、ショートスリーパーだと思っていても気づかないレベルで集中力が下がってしまってる場合もあります。受験は1点が勝敗の別れ目になる場合もあります。少しでも100%の自分で本番を迎えるためにも、自分に合った睡眠時間を見つけたいところですね!
おわりに
「試験当日までの時間を何をして過ごすのか?」
その最適解を導き出すのはかなり難しいものです。今回紹介したものは必ず誰にでも当てはまるものとは限りません。人それぞれ試験日は異なり試験日までの日数も異なります。
また、普段の過ごし方が異なれば各教科の習熟度も異なります。
ぜひ自分に合った過ごし方を見つけてください。2年生以下の方々はこれを機会に普段の過ごし方を見直してみてはいかがでしょうか?
受験生は勉強だけを頑張れば良いわけではありません。勉強をしている時間の過ごし方と同じくらい勉強をしていない時間の過ごし方も重要です。
さいごまで記事を読んでいただきありがとうございました!
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