二次関数の平行移動と対称移動
今回は、
グラフとは、無数の点がつながれてできています。
それらの点すべてを移動させるのは、イメージが湧きにくいですね。そこで今回は、ある
具体的な問題で、実際に解説を進めていきます。
平行移動と対称移動(問題)
ある放物線を
>>詳細はこちらから
平行移動と対称移動(答案の例)
まず、
このグラフの頂点は、(
次に、頂点を
(
つまり、もとのグラフは、
平行移動と対称移動(解説)
まず、基本的な考え方として、移動させた後のグラフを少しずつ元に戻すという方法をとっていきます。
今回であれば、放物線
①
②
よって、これらを巻き戻して考えるため、まずは最終的に出来上がった放物線
では、やっていきましょう。

仮にこの図のように、上に開いた原点を通る
つまり、
これにより、
そして、両辺に
となります。ここまでが、
さて、次はグラフの頂点に着目して移動を考えてみましょう。
まずは
よって、このグラフの頂点は、(
この頂点に対して、①を元に戻す作業を行います。
つまり、
来た道を元に戻る作業は、反対方向に進むということですね。
つまり、新たなグラフの頂点は、
(
となるわけです。
これにより、元のグラフは、
であることがわかります。
あとは、右辺を展開し、
となります。
答案の例では、最初に平方完成をしてしまってから
このように、基本的にある
おわりに
さいごまで読んでいただきありがとうございました!
『統計の扉』で書いている記事
- 高校数学の解説
- 公務員試験の数学
- 統計学(統計検定2級レベル)
ぜひご覧ください!
数学でお困りの方は、コメントやXでご連絡ください。(Xはこちら)
私自身、数学が得意になれたのはただ運が良かったんだと思っています。たまたま親が通塾させることに積極的だったり、友達が入るって理由でそろばんに入れたり、他の科目が壊滅的だったおかげで数学が(相対的に)得意だと勘違いできたり。
”たまたま”得意になれたこの恩を、今数学の学習に困っている人に還元できたらなと思っています。お金は取りません。できる限り(何百人から連絡が来たら難しいかもですが…)真摯に向き合おうと思っていますのでオアシスだと思ってご連絡ください。