グラフの概形をイメージせよ!
今回は、変域が変化する場合の問題を扱っていきます。
元の式に文字が
変域が動けば、その範囲内での最大・最小が変化するのは当然ですね。
どの範囲ならばグラフがどんな形をしているのか、そのときのグラフの概形をイメージすることが、このタイプの問題を解くコツです。
では、見ていきましょう。
最大値と最小値(問題)
関数
最大値と最小値(答案の例)

①
最大値は、
最小値は、
②
最大値は、
最小値は、
③
最大値は、
最小値は、
最大値と最小値(解説)
最大値と最小値の
最大値に着目した場合、どこが分岐点になるのでしょうか?
このときの値は、
となります。
最大値が切り替わるタイミングは、グラフが再び上がり始めて、
これ以降グラフが上がっていくと、最大値はどんどん大きくなっていくことになります。(図


そして最大値が切り替わるときの
よって、
つまり、最大値は「
次に最小値ですが、こちらは頂点を経由するかどうかで決まります。(図

図
よって、「
これまでのことを整理すると、図

つまり、
の
ちなみに、最大値や最小値が
すなわち、上記の範囲の赤の部分ですね。