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【場合の数】5 の倍数の個数と 8 の倍数の個数

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倍数の個数

倍数の個数を求める問題では、ある整数 n に対して、その倍数がどれだけ存在するかを数えることが求められます。具体的には、範囲を決めて、その範囲内で特定の数の倍数が何個存在するかを求める問題が一般的です。

まずは例題から一般的な解き方を考えていきましょう。

例題:整数 10 から 50 までの範囲内にある 7 の倍数の個数を求めなさい。

解説

STEP1 10 以上の 7 の最小の倍数を見つけます。

これは 107 で割り、その商を繰り上げて掛けることで求めます。つまり、

107=2

であり、最小の倍数は 7×2=14

STEP2 50 以下の 7 の最大の倍数を見つけます。

これは 507 で割り、その商を切り捨てて掛けることで求めます。つまり、

507=7

であり、最大の倍数は 7×7=49 です。

STEP3 14 から 49 までの 7 の倍数の個数を求めます。

7×2=14 7×7=49

つまり、72+1=6

倍数の個数(問題)

100 から 200 までの整数のうち、次の整数の個数を求めよ。

(1) 5 かつ 8 の倍数
(2) 5 または 8 の倍数
(3) 5 で割り切れるが 8 で割り切れない整数
(4) 58 の少なくとも一方で割り切れない整数

倍数の個数(解説)

5 の倍数の個数の事象:A
8 の倍数の個数の事象:B とおく。

5 の倍数は、5×20=1005×40=200 より

 4020+1=21

8 の倍数は、8×13=1048×25=200 より

 2513+1=13

(1) 5 かつ 8 の倍数

58 の公倍数は 40

40×3=12040×5=200

よって、 53+1=3

したがって、n(AB)=3

(2) 5 または 8 の倍数

5 または 8 の倍数全体の集合は AB であるから

n(AB)=n(A)+n(B)n(AB) =21+133=31


(3) 5 で割り切れるが 8 で割り切れない整数

5 で割り切れるが 8 で割り切れない整数全体の集合は AB¯ であるから

n(AB¯)=n(A)n(AB) =213=18

(4) 58 の少なくとも一方で割り切れない整数

58 の少なくとも一方で割り切れない整数全体の集合は A¯B¯ であるから

n(A¯B¯)=n(AB) =n(U)n(AB) =(200100+1)3=96

おわりに

さいごまで読んでいただきありがとうございました!

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私自身、数学が得意になれたのはただ運が良かったんだと思っています。たまたま親が通塾させることに積極的だったり、友達が入るって理由でそろばんに入れたり、他の科目が壊滅的だったおかげで数学が(相対的に)得意だと勘違いできたり。

”たまたま”得意になれたこの恩を、今数学の学習に困っている人に還元できたらなと思っています。お金は取りません。できる限り(何百人から連絡が来たら難しいかもですが…)真摯に向き合おうと思っていますのでオアシスだと思ってご連絡ください。

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