不等式の証明は、「大きい方 小さい方」を作れ
今回は不等式の証明を扱います!
不等式は、もちろん大小関係がある式のことを言いますが、このジャンルの証明は、基本的に「大きい方
「
を日本語に言い換えると、
「
となります。つまり、「
【不等式の証明の一般的な解法】
では実際に問題を見ていきましょう!
不等式の証明の問題
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答案の例
右辺を移項し、
ここで、左辺について、
また、等号成立は、
よって、
解説
まず、不等式は、「大きい方
そこで、右辺を移項し、
ここで、確実に
具体的な数であれば、
答えは、
となり、どちらの結果も正の数になりますね。
つまり、例えば
今回の式について、この考えのもとで式変形をしていきます。
ポイントは、
こうすれば、
と、前後をそれぞれ
この式変形の最初の考え方は、以下の図のように、
次に、
これにより、
これにより、
となります。よって、
これにより、
また、等号が成り立つときは、
よって、
おわりに
さいごまで読んでいただきありがとうございました!
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私自身、数学が得意になれたのはただ運が良かったんだと思っています。たまたま親が通塾させることに積極的だったり、友達が入るって理由でそろばんに入れたり、他の科目が壊滅的だったおかげで数学が(相対的に)得意だと勘違いできたり。
”たまたま”得意になれたこの恩を、今数学の学習に困っている人に還元できたらなと思っています。お金は取りません。できる限り(何百人から連絡が来たら難しいかもですが…)真摯に向き合おうと思っていますのでオアシスだと思ってご連絡ください。