除法の性質
今回は、除法の商と余りに関する情報を使って、特定の式の余りを求める問題です。
余りに関する問題は、様々な入試問題をはじめ、学校の定期テストでもよく出てくる問題のジャンルです。多くの問題のパターンがあるので、すべてを網羅することは難しいですが、このジャンルの問題に特有の公式や考え方はありません。一つひとつ情報を整理していけば難しいことはないので、一緒に問題を通して見ていきましょう。
除法の性質に関する問題
(
(
答案の例
(
のように表される。つまり、
よって、
(
(
よって、
解説
(
まず、問題文に書かれた情報を整理しておきましょう。
これは、具体例を考えてみるとわかりやすいかもしれませんね。
このときの商は
次に、同じように
これらの値を使い、
ここで、
そこで、先程の式の
となりますね。
しかし、これは上のどのパターンにも当てはまっていません。それもそのはずです。この式は
商に関しては、
余りが
により、
つまり、
となりますね。これにより、余りは
(
基本的な考え方は(
数学において、どの分野でも大事なことは、文章を正しく式に表すことです。あとは単純な式変形になることが多いので、最初が肝心なのです。
おわりに
さいごまで読んでいただきありがとうございました!
『統計の扉』で書いている記事
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私自身、数学が得意になれたのはただ運が良かったんだと思っています。たまたま親が通塾させることに積極的だったり、友達が入るって理由でそろばんに入れたり、他の科目が壊滅的だったおかげで数学が(相対的に)得意だと勘違いできたり。
”たまたま”得意になれたこの恩を、今数学の学習に困っている人に還元できたらなと思っています。お金は取りません。できる限り(何百人から連絡が来たら難しいかもですが…)真摯に向き合おうと思っていますのでオアシスだと思ってご連絡ください。