最大公約数と最小公倍数の利用
今回は最大公約数と最小公倍数が与えられている中で特定の
以前、最大公約数と最小公倍数に関する記事は書きましたが、今回はその記事とは逆の思考をしていく問題になっています。こちらの方が少し考え方は繊細ですが、大事なことは変わりません。情報を見落とさないようにしながら、一つひとつ条件を整理していきましょう。
自然数
例)
例)
最大公約数の最小公倍数の利用の問題
最大公約数が
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答案の例
最大公約数が
と表わされる。次に最小公倍数が
となる。これにより、
(
よって、
(
解説
この問題では、数学的知識を適切に理解し、それらをうまく使う力が求められます。答案を見ると、短くて解きやすいように思えますが、その中には多くの引っ掛かりやすいポイントや式を作る上での注意点があります。
一つひとつ見ていきましょう。
まず、問題の条件を整理する部分はどの問題でも変わりません。つまり、最大公約数と最小公倍数という言葉を使って式を作成するくだりは変わらないわけです。
最大公約数の部分ですが、これはお互いに割り切れる共通の自然数の中で最も大きいもの、という意味ですね。このことから、
のように表現できます。ここで
さらに
そして最小公倍数の部分ですが、これは具体例を通して説明していきます。
<
例えば
よって
<
例えば
よって
ここで伝えたかった考え方は、
という式が
となります。これにより、
あとは、掛けて
(
となりますが、
(
となるため、
(
となります。
おわりに
さいごまで読んでいただきありがとうございました!
『統計の扉』で書いている記事
- 高校数学の解説
- 公務員試験の数学
- 統計学(統計検定2級レベル)
ぜひご覧ください!
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私自身、数学が得意になれたのはただ運が良かったんだと思っています。たまたま親が通塾させることに積極的だったり、友達が入るって理由でそろばんに入れたり、他の科目が壊滅的だったおかげで数学が(相対的に)得意だと勘違いできたり。
”たまたま”得意になれたこの恩を、今数学の学習に困っている人に還元できたらなと思っています。お金は取りません。できる限り(何百人から連絡が来たら難しいかもですが…)真摯に向き合おうと思っていますのでオアシスだと思ってご連絡ください。