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【積分】『面積を求める公式』放物線とx軸の間の面積

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放物線とx軸で囲まれた面積

今回は、放物線と x 軸で囲まれた面積を扱います!

下の公式は、積分を用いた面積の求め方の基礎になる部分です。しっかりと確認しましょう!

区間 axb で常に f(x)0 とする。曲線 y=f(x)x 軸、および 2 直線 x=a, x=b で囲まれた図形の面積 S は、

S=abf(x)dx

区間 axb で常に g(x)0 とする。曲線 y=g(x)x 軸、および 2 直線 x=a, x=b で囲まれた図形の面積 S は、

S=abg(x)dx

区間 axb で常に f(x)g(x) とする。2 つの曲線 y=f(x), y=g(x), および 2 直線 x=a, x=b で囲まれた図形の面積 S は、

S=ab{f(x)g(x)}dx

面積(問題)

次の曲線、直線とx軸で囲まれた図形の面積Sを求めよ。

(1) y=x23x4

(2) y=x2+2x (x1), x=1, x=1

答案の例

(1) y=x23x4

x23x4=0
(x4)(x+1)=0
x=4, 1

よって、

S=14(x23x4 dx\)
=[13x332x24x]14
={(1343324244)(13(1)332(1)24(1))}
={(64348216)(1332+4)}
=643+482+161332+4
=653+452+20
=1306+1356+20
=56+20=1256

(2) y=x2+2x (x1), x=1, x=1

曲線と x 軸の交点の x 座標は、

x2+2x=0
x22x=0
x(x2)=0
x=0, 2

よって、

S=10(x2+2x)dx+01(x2+2x)dx
=[x33+x2]10+[x33+x2]01
=(13+1)+(13+1)=2

解説

(1) y=x23x4

x 軸との交点を求める

x23x4=0
(x4)(x+1)=0
x=4, 1

x 軸よりも下部の面積を求めるので、マイナスをつけることを忘れずに

よって、

S=14(x23x4)dx
=[13x332x24x]14
={(1343324244)(13(1)332(1)24(1))}
={(64348216)(1332+4)}
=643+482+161332+4
=653+452+20
=1306+1356+20
=56+20=1256

(別解)

1/6 公式

αβ(xα)(xβ)dx=16(βα)3

S=14(x23x4)dx
=14(x+1)(x4)dx
=(16){4(1)}3=1256

(2) y=x2+2x (x1), x=1, x=1

曲線と x 軸の交点の x 座標は、

x2+2x=0
x22x=0
x(x2)=0
x=0, 2

図は丁寧に描きましょう

よって、

S=10(x2+2x)dx+01(x2+2x)dx
=[x33+x2]10+[x33+x2]01
=(13+1)+(13+1)=2

おわりに

積分法を活用して面積を求める場合は、とにかく図を丁寧に描きましょう。軸を大きめに取り、x 軸との交点の値は目盛りに注意して妥当な場所に点を打つことによって綺麗に描くことができます。

さいごまで読んでいただきありがとうございました!

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私自身、数学が得意になれたのはただ運が良かったんだと思っています。たまたま親が通塾させることに積極的だったり、友達が入るって理由でそろばんに入れたり、他の科目が壊滅的だったおかげで数学が(相対的に)得意だと勘違いできたり。

”たまたま”得意になれたこの恩を、今数学の学習に困っている人に還元できたらなと思っています。お金は取りません。できる限り(何百人から連絡が来たら難しいかもですが…)真摯に向き合おうと思っていますのでオアシスだと思ってご連絡ください。

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