メニュー
yu-to
管理者
本ブログを運営しているyu-toと申します。

高校数学の解説や公務員試験問題の解説、データサイエンスについての記事を書いていきます!

「データサイエンス×教育」に興味があり、日々勉学に励んでいます。

少しでも役に立つ情報の発信をしていきますのでぜひ読んでください。

また、同志からのお声がけはとても励みになります。ぜひ、コメントやメール、SNS等でご連絡ください!
カテゴリー

【複素数と方程式】2次方程式の2解の対称式の値

  • URLをコピーしました!

2次方程式の2解の対称式の値

今回は二次方程式の2つの解の関係を使った問題を扱います!

2つの解を αβ と置き、その和や積の関係を考えていきます。

二次方程式 ax2+bx+c=02 解を α, β とおくと、

α+β=ba, αβ=ca

詳しくはこちらを要確認!


(証明)

二次方程式 ax2+bx+c=0 の解が α, β より

 ax2+bx+c=a(xα)(xβ)

とかける。

 ax2+bx+c=a{x2(α+β)x+αβ}

両辺を a で割ると、

 x2+bax+ca=x2(α+β)x+αβ

よって、

α+β=ba, αβ=ca

2数を解とする 2 次方程式

2α, β に対して、α+β=p, αβ=q とすると、αβ を解とする 2 次方程式の 1 つは、

x2+px+q=0

となる。

(証明)

α, β を解とする二次方程式は、(xα)(xβ)=0 とかける。

 x2(α+β)x+αβ=0

よって、

 x2px+q=0

対称式の例題

例題

2 次方程式 x22x+3=02 つの解を α, β とする。次の式の値を求めよ。

(1) (α+1)(β+1)
(2) α2+β2
(3) α3+β3

解説

α+β=2, αβ=3 (A)

(1) (α+1)(β+1)
=αβ+α+β+1
 (A) より
=3+2+1=6

(2) α2+β2
=(α+β)22αβ
=2223=2

(3) α3+β3
=(α+β)33αβ(α+β)
=23332=10

おわりに

さいごまで読んでいただきありがとうございました!

『統計の扉』で書いている記事

  • 高校数学の解説
  • 公務員試験の数学
  • 統計学(統計検定2級レベル)

ぜひご覧ください!

数学でお困りの方は、コメントやXでご連絡ください。(Xはこちら

私自身、数学が得意になれたのはただ運が良かったんだと思っています。たまたま親が通塾させることに積極的だったり、友達が入るって理由でそろばんに入れたり、他の科目が壊滅的だったおかげで数学が(相対的に)得意だと勘違いできたり。

”たまたま”得意になれたこの恩を、今数学の学習に困っている人に還元できたらなと思っています。お金は取りません。できる限り(何百人から連絡が来たら難しいかもですが…)真摯に向き合おうと思っていますのでオアシスだと思ってご連絡ください。

  • URLをコピーしました!