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【複素数と方程式】2次方程式の2解の対称式の値

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目次

2次方程式の2解の対称式の値

今回は二次方程式の2つの解の関係を使った問題を扱います!

2つの解を \(\alpha\) と \(\beta\) と置き、その和や積の関係を考えていきます。

二次方程式 \(ax^2+bx+c=0\) の \(2\) 解を \(\alpha\), \(\beta\) とおくと、

\(\alpha+\beta=-\displaystyle\frac{b}{a}\), \(\alpha\beta=\displaystyle\frac{c}{a}\)

詳しくはこちらを要確認!


(証明)

二次方程式 \(ax^2+bx+c=0\) の解が \(\alpha\), \(\beta\) より

 \(ax^2+bx+c=a(x-\alpha)(x-\beta)\)

とかける。

 \(ax^2+bx+c=a\{x^2-(\alpha+\beta)x+\alpha\beta\}\)

両辺を \(a\) で割ると、

 \(x^2+\displaystyle\frac{b}{a}x+\frac{c}{a}=x^2-(\alpha+\beta)x+\alpha\beta\)

よって、

\(\alpha+\beta=-\displaystyle\frac{b}{a}\), \(\alpha\beta=\displaystyle\frac{c}{a}\)

2数を解とする 2 次方程式

\(2\) 数 \(\alpha\), \(\beta\) に対して、\(\alpha+\beta=p\), \(\alpha\beta=q\) とすると、\(\alpha\) と \(\beta\) を解とする \(2\) 次方程式の \(1\) つは、

\(x^2+px+q=0\)

となる。

(証明)

\(\alpha\), \(\beta\) を解とする二次方程式は、\((x-\alpha)(x-\beta)=0\) とかける。

 \(x^2-(\alpha+\beta)x+\alpha\beta=0\)

よって、

 \(x^2-px+q=0\)

対称式の例題

理系大学レベル別おすすめ数学テキスト
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例題

\(2\) 次方程式 \(x^2-2x+3=0\) の \(2\) つの解を \(\alpha\), \(\beta\) とする。次の式の値を求めよ。

(1) \((\alpha+1)(\beta+1)\)
(2) \(\alpha^2+\beta^2\)
(3) \(\alpha^3+\beta^3\)

解説

\(\alpha+\beta=2\), \(\alpha\beta=3\) \(\cdots\) (A)

(1) \((\alpha+1)(\beta+1)\)
\(=\alpha\beta+\alpha+\beta+1\)
 (A) より
\(=3+2+1=6\)

(2) \(\alpha^2+\beta^2\)
\(=(\alpha+\beta)^2-2\alpha\beta\)
\(=2^2-2\cdot 3=-2\)

(3) \(\alpha^3+\beta^3\)
\(=(\alpha+\beta)^3-3\alpha\beta(\alpha+\beta)\)
\(=2^3-3\cdot 3\cdot 2=-10\)

おわりに

さいごまで記事を読んでいただきありがとうございました!

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