
この記事でわかること
- 超越数とは
- 超越数の意味と例を紹介します。例)
が超越数であることの証明も説明します。
超越数とは
「有理数係数多項式
つまり、複素数
※
に対しても
- 有理数は超越数ではありません。
有理数 は、 という一次方程式の解だからです。 - 無理数でも超越数とは限りません。
例えば は という二次方程式の解なので超越数ではありません(二次方程式の解である無理数を二次の無理数と言います)。無理数と超越数を混同する人が多いので注意して下さい。
超越数の例
- 自然対数の底
(証明は後述) - 円周率
でない代数的数 に対する , , (この二つが超越数であることは,リンデマンの定理という飛び道具から分かる) , (この二つが超越数であることは,ゲルフォント–シュナイダーの定理という飛び道具から分かる)
eが超越数であることの証明
自然対数の底
※ The Transcendence of e and πを参考にしました。
証明の概略
を選ぶと、
次に,十分大きい素数
とおき、
という量を考える。
1.
理由:
となる。よって、
ここで、第一項は(*)より
また、ライプニッツルールを用いて
2.
理由:
これと
これと
おわりに
さいごまで読んでいただきありがとうございました!
『統計の扉』で書いている記事
- 高校数学の解説
- 公務員試験の数学
- 統計学(統計検定2級レベル)
ぜひご覧ください!
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私自身、数学が得意になれたのはただ運が良かったんだと思っています。たまたま親が通塾させることに積極的だったり、友達が入るって理由でそろばんに入れたり、他の科目が壊滅的だったおかげで数学が(相対的に)得意だと勘違いできたり。
”たまたま”得意になれたこの恩を、今数学の学習に困っている人に還元できたらなと思っています。お金は取りません。できる限り(何百人から連絡が来たら難しいかもですが…)真摯に向き合おうと思っていますのでオアシスだと思ってご連絡ください。