メニュー
統計学の基礎の「キ」を知りたい方へ
1.
→統計の考え方を学びたい方向け

2.
→ビジネスでのデータ分析プロジェクトの流れを知りたい方向け
統計学を本格的に学びたい方へ〉
1.
→困ったときに引く統計学の辞書

2.
→5年間分の過去問が収録されています。

カテゴリー
yu-to
ブログ運営
本ブログを運営しているyu-toと申します。

高校数学の解説や公務員試験問題の解説、データサイエンスについての記事を書いていきます!

「データサイエンス×教育」に興味があり、日々勉学に励んでいます。

少しでも役に立つ情報の発信をしていきますのでぜひ読んでください。

また、同志からのお声がけはとても励みになります。ぜひ、コメントやメール、SNS等でご連絡ください!
LINE無料相談こちらをクリック

【集合】2パターンの集合の表し方を解説

  • URLをコピーしました!
目次

集合の表し方

集合とは

集合とは、何らかの条件によって明確にグループ分けできる「もの」の集まりのことです。

例)全体集合 \(U\) を「乗り物」とする。
「乗り物」という集合には、乗用車、トラック、飛行機、 \(\cdots\) という要素が含まれます。

集合の表し方にはルールがあります。今回は、2パターンの表し方を例題を用いて解説していきます。

集合の表し方

① 要素を書き並べて表す。
\(A=\{2\), \(4\), \(6\), \(8\}\)

② 要素の満たす条件を述べて表す。
\(A=\{2n\) | \(n\) は整数, \(1\leq n\leq 4\}\)

どちらも同じ集合を表しています。①は要素を並べて表していますが、②は要素 \(n\) の説明を「|」の後にしています。①は \(1\), \(2\), \(3\) \(\cdots\) のように離散的な値に対して有効ですし、② は \(1\leq x \leq 4\) などの連続的な値に対して有効です。

集合の表し方(問題)

集合の表し方の問題①

\(1\) から \(12\) までの自然数の集合を全体集合 \(U\) とし、その中で、 \(12\) の約数の集合を \(A\), \(8\) の約数の集合を \(B\) とするとき、次の集合を要素を書き並べて表せ。
(1) \(A\cap B\)
(2) \(\overline{A\cap B}\)
(3) \(\overline{A}\cup\overline{B}\)
(4) \(\overline{\overline{A}\cap B}\)

集合の表し方の問題②

\(-3<x<6\) を満たす整数 \(x\) の集合を全体集合 \(U\) とし、\(U\) の部分集合 \(A\), \(B\) を、
\(A=\{x\) | \(x\) は整数, \(0<x<5\}\)
\(B=\{x\) | \(x\) は整数, \(-2<x\leq 3\}\)
とするとき、次の集合を要素を書き並べて表せ。
(1) \(A\cap B\)
(2) \(A\cup B\)
(3) \(\overline{A}\)
(4) \(\overline{B}\)
(5) \(\overline{A}\cap B\)

集合の表し方(解説)

集合の表し方の問題(解説)①

ベン図で表しておくと解きやすくなります!

(1) \(A\cap B\)

集合 \(A\) と集合 \(B\) の共通部分

\(A\cap B=\{1,\ 2,\ 4\}\)

(2) \(\overline{A\cap B}\)

集合 \(A\) と集合 \(B\) の共通部分”じゃない”ところ

(1) より \(A\cap B=\{1,\ 2,\ 4\}\)

よって、
\(\overline{A\cap B}=\{3,\ 5,\ 6,\ 7,\ 8,\ 9,\ 10,\ 11,\ 12\}\)

(3) \(\overline{A}\cup\overline{B}\)
ド・モルガンの法則より
\(\overline{A}\cup\overline{B}=\overline{A\cap B}\)

(2) と同じになる

\(\overline{A\cap B}=\{3,\ 5,\ 6,\ 7,\ 8,\ 9,\ 10,\ 11,\ 12\}\)

(4) \(\overline{\overline{A}\cap B}\)
(2) より
\(\overline{A}\cap B=\{8\}\)

よって、
\(\overline{\overline{A}\cap B}=\{1,\ 2,\ 3,\ 4,\ 5,\ 6,\ 7,\ 9,\ 10,\ 11,\ 12\}\)

集合の表し方の問題(解説)②

今回の集合の表し方は、ベン図で表すことが出来ません。
そんな時は、数直線上で表す。

(1) \(A\cap B\)

集合 \(A\) と集合 \(B\) の共通部分

\(A\cap B=\{x\) | \(x\) は整数, \(0<x\leq 3\}\)

(2) \(A\cup B\)

集合 \(A\) と集合 \(B\) の和集合

\(A\cup B=\{x\) | \(x\) は整数, \(-2<x<5\}\)

(3) \(\overline{A}\)

集合 \(A\) ではないところ

\(\overline{A}=\{x\) | \(x\) は整数 \(x<0\), \(5<x\}\)

(4) \(\overline{B}\)

集合 \(B\) ではないところ

\(\overline{B}=\{x\) | \(x\) は整数 \(x<-2\), \(3\leq x\}\)

(5) \(\overline{A}\cap B\)

集合 \(A\) でないところと集合 \(B\) の共通部分

\(\overline{A}\cap B=\{x\) | \(x\) は整数 \(-2<x<0\}\)

おわりに

さいごまで記事を読んでいただきありがとうございました!

「30分で集中力が切れてしまう方へ」

勉強の集中力UPのために

子供に集中して宿題をさせるために

会議やプレゼンのタイムマネジメントのために

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

質問や感想はコメントへ!

コメントする

目次