十分条件と必要条件
十分条件と必要条件の定義
十分条件と必要条件の定義
十分条件と必要条件の例
例1)
「リンゴならば果物である」
真偽の確認:リンゴはどんな時でも果物なので、「リンゴならば果物である」は真で成り立ちます。
このとき、
果物はリンゴの必要条件である
リンゴは果物の十分条件である
となります。
「果物ならばリンゴである」
真偽の確認:果物の中には、梨やみかんなどリンゴ以外にも様々ありますので、偽で成り立ちません。
例2)
「東京都民ならば日本国民である」
真偽の確認:東京都民を一人ずつ調べると全員日本国民であるので、「東京都民ならば日本国民である」は真で成り立ちます。
このとき、
東京都民は日本国民の必要条件である
日本国民は東京都民の十分条件である
となります。
「日本国民ならば東京都民である」
真偽の確認:日本国民の中には、他の都道府県の人たちも混じってるので、偽で成り立ちません。

必要条件は、大きく包括してる方、十分条件は、小さく限定的なもの。このようにイメージするとわかりやすいと思います!
ここまでの内容で、真とか偽など用語の意味が全然わからない方は一度こちらの記事をチェックしてみてください


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十分条件と必要条件の覚え方
例題①)「リンゴは果物であるための◯◯条件」
例題②)「
十分条件と必要条件の覚え方「言葉の意味で覚える」
「
例題①)「リンゴは果物であるための◯◯条件」
解説①)
リンゴであれば果物であることが十分に言えるので、答えは十分条件
例題②)「
解説②)
よって、
十分条件と必要条件の覚え方「矢印の向きで覚える」
「
例題①)「リンゴは果物であるための◯◯条件」
解説①)
「リンゴならば果物」は真
「果物ならばリンゴ」は偽
よって、答えは十分条件
例題②)「
解説②)
「
「
よって、答えは必要条件
十分条件と必要条件の覚え方「ベン図で覚える」
ベン図で表す方法を紹介します。


外側の円、つまり大きく広いほうが必要条件です。「広いの“ひ”は必要の“ひ”」と覚えるのもいいですね。
例題①)「リンゴは果物であるための◯◯条件」


よって、リンゴは十分条件
例題②)「


よって、
おわりに
十分条件と必要条件の説明をしてきました。
問題の解き方は3種類あり、
- 言葉の意味で覚える
- 矢印の向きで覚える
- ベン図で覚える
さいごまで読んでいただきありがとうございました!
『統計の扉』で書いている記事
- 高校数学の解説
- 公務員試験の数学
- 統計学(統計検定2級レベル)
ぜひご覧ください!
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私自身、数学が得意になれたのはただ運が良かったんだと思っています。たまたま親が通塾させることに積極的だったり、友達が入るって理由でそろばんに入れたり、他の科目が壊滅的だったおかげで数学が(相対的に)得意だと勘違いできたり。
”たまたま”得意になれたこの恩を、今数学の学習に困っている人に還元できたらなと思っています。お金は取りません。できる限り(何百人から連絡が来たら難しいかもですが…)真摯に向き合おうと思っていますのでオアシスだと思ってご連絡ください。