メニュー
統計学の基礎の「キ」を知りたい方へ
1.
→統計の考え方を学びたい方向け

2.
→ビジネスでのデータ分析プロジェクトの流れを知りたい方向け
統計学を本格的に学びたい方へ〉
1.
→困ったときに引く統計学の辞書

2.
→5年間分の過去問が収録されています。

カテゴリー
yu-to
ブログ運営
本ブログを運営しているyu-toと申します。

高校数学の解説や公務員試験問題の解説、データサイエンスについての記事を書いていきます!

「データサイエンス×教育」に興味があり、日々勉学に励んでいます。

少しでも役に立つ情報の発信をしていきますのでぜひ読んでください。

また、同志からのお声がけはとても励みになります。ぜひ、コメントやメール、SNS等でご連絡ください!
LINE無料相談こちらをクリック

【確率】『確率の基本』確率が難しい理由を解説

  • URLをコピーしました!
目次

確率の基本

今回は確率の基本的な考え方や専門用語をまとめていきます。

確率は、苦手とする方が非常に多い単元です。公式があってもその公式をどのタイミングでどう使うのかが非常にわかりにくいですよね。まずは、確率の難しさがどんなところにあるのか?を話していきます。

確率はなぜ難しい?

確率の難しさ

確率が難しい理由は、使用する公式が一緒でも、出題のされ方が異なるからです。

↓下の例題を見てみてください

例)

① \(5\) 個のお菓子から \(3\) 個のお菓子を選んで並べる場合の数
② \(5\) 人の生徒から \(3\) 人を選んで、委員長と副委員長、書記を割り振る場合の数

こちら答えはどちらも \({}_5P_3=5\times 4\times 3=60\) となっています。このように、計算式が同じでも問題文が異なる場合があります。今回は「お菓子を選ぶ」「生徒を選ぶ」のように例が簡単ですが、難しい例に例えられると途端に解き方がわからなくなります。

確率の勉強の仕方

確率の勉強で気をつけなければいけないことは、確率の基本を押さえることです。

確率の基本

  • 確率とは?
  • 事象と試行
  • 確率の求め方
  • 1つ1つ数える

これらの基本をしっかりと押さえて問題に取り組みましょう。

確率の基本

確率とは?

確率とは、ある物事がどれくらい起こりやすいのかを示した指標

起こりやすさを数値化させることによって、どちらの方がより起こりやすいのかを表すことが出来ました。

例えば、あるくじ A とくじ B を見て、

 くじ A:\(10\) 本の内、\(3\) の当たりが入ったくじ ⇨ \(\displaystyle\frac{3}{10}\)
 くじ B:\(10\) 本の内、\(7\) のあたりが入ったくじ ⇨ \(\displaystyle\frac{7}{10}\)

このように、くじ B の方が当たりやすいということが一目でわかりますね。

事象と試行

同じ状態のもとで繰り返すことができ、その結果が偶然によって決まる実験や観測などを試行といい、その結果起こる事柄を事象という。

例)

さいころを \(1\) 回投げるとき、\(1\) の目が出る。

 試行:さいころを \(1\) 回投げる。
 事象:\(1\) の目が出る。

試行と事象という言葉の意味自体が問題で出題されることはありませんが、確率の各単元の説明や問題の解説に使用される専門用語なので、勉強を進めるのに苦労します。しっかりと覚えておきましょう。

確率の求め方

全事象 \(U\) の要素の個数を \(n(U)\) とし、事象 \(A\) の要素の個数を \(n(A)\) とする。

この時、事象 \(A\) の起こる確率 \(P(A)\) を

 \(P(A)=\displaystyle\frac{n(A)}{n(U)}=\frac{事象 A の起こる場合の数}{起こりうるすべての場合の数}\)

より簡単に書くと、

 \(P(A)=\displaystyle\frac{求めたい場合の数}{すべての場合の数}\)

例題)

さいころを \(1\) 回振ったとき、\(1\) の目が出る確率を求めなさい。

 求めたい場合の数:\(1\)
 すべての場合の数:\(6\)

よって、\(\displaystyle\frac{1}{6}\)

1つ1つ数える

確率の問題を解くときに公式や法則が思い浮かばず解く術を失った時の方法について説明していきます。その方法が、「1つ1つ数える」です。

「1つ1つ数える」とは、ある事柄の起こりうる場合の数を全て調べ尽くすことです。

つまり、公式や法則を使用せずに素直にすべて数え上げることです。高校数学の確率を勉強すればするほど、

・どの公式を使用するのか?
・法則はどこにあるだろう?

と考えてしまいます。間違いではありませんが、公式や法則を眺めて見つけるよりも効率の良い方法があります。

それは、一つ一つどんなパターンがあるのか数えることです。何千通り、何万通りもある場合、すべてを数え上げることは難しいですが、何パターンか出してみると法則が見えてくる場合があります。

いろんな問題に触れよう

以上の基本を押さえたら、あとはいろいろな問題を解きましょう。

あわせて読みたい
【確率】『赤玉と青玉』例題と解説 赤玉と青玉の確率 今回は袋の中から赤玉と青玉を取り出す確率の問題です。 確率といえば、袋から玉を取り出したり、くじを引いたり、さいころを転がしたりしますね。こ...

あわせて読みたい
【確率】『反復試行』サイコロを5回投げる時の反復試行の確率問題 反復試行の確率(サイコロ編) 反復試行は、同じ試行が繰り返される時に使う考え方です。 例)サイコロを 1 回振る。この試行を 5 回繰り返すとき、1 の目がちょうど 3...

おわりに

今回は、確率の基本的な考え方や専門用語をまとめました。

さいごまで記事を読んでいただきありがとうございました!

「30分で集中力が切れてしまう方へ」

勉強の集中力UPのために

子供に集中して宿題をさせるために

会議やプレゼンのタイムマネジメントのために

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

質問や感想はコメントへ!

コメントする

目次