整数と分数が混ざった不等式の証明は、「相加相乗」を疑え
今回は不等式の証明を扱いますが、相加相乗平均という技を使って証明していきます。
不等式の証明は「大きい方
相加平均とは、「互いに足し算したときの平均」のことをいいます。一方、相乗平均とは、「互いに掛け算したときの平均」のことを言います。
相加平均
相乗平均

平均と言っても、さまざまな計算方法があるんですね!



そして、この2つの平均に対して、
相加平均
となるのが今回のポイントです!
相加相乗平均
一般的には、以下のように式変形したものが使われる。
では、実際に問題を見ていきましょう。
相加相乗の問題
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答案の例
また、等号成立は、
解説
まず、相加相乗平均について説明します。
相加相乗平均
※等号成立は、
この相加相乗平均は、不等号が含まれた公式なので、不等式の証明で登場する可能性があります。
また、ルートが入っているため、
① 不等式の証明は、相加相乗平均を視野に入れよう
② かけ算したときに都合がいい
今回の問題では、まず
相加相乗平均に関するプラスの特徴として、整数と分数の組み合わせで使われることが多いことが挙げられます。なぜなら、約分してきれいな数になる可能性があるからですね。
今回もひとまず
もちろんこの式を使うためには、前提として、
今回は
さて、ここからの解決方法ですが、①と②単体では、役に立たないように見えますね。
みなさん、
という
となることは直感的に理解できると思います。実際にこの式は成り立ちます。
つまり、今回の問題に適用し、
このように、うまくルートの中が約分されて整数になりました。
基本、掛けたら約分できそうな数の和がある場合(
また、等号成立は、公式に従い、
となります。この
おわりに
さいごまで読んでいただきありがとうございました!
『統計の扉』で書いている記事
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私自身、数学が得意になれたのはただ運が良かったんだと思っています。たまたま親が通塾させることに積極的だったり、友達が入るって理由でそろばんに入れたり、他の科目が壊滅的だったおかげで数学が(相対的に)得意だと勘違いできたり。
”たまたま”得意になれたこの恩を、今数学の学習に困っている人に還元できたらなと思っています。お金は取りません。できる限り(何百人から連絡が来たら難しいかもですが…)真摯に向き合おうと思っていますのでオアシスだと思ってご連絡ください。