メニュー
統計学の基礎の「キ」を知りたい方へ
1.
→統計の考え方を学びたい方向け

2.
→ビジネスでのデータ分析プロジェクトの流れを知りたい方向け
統計学を本格的に学びたい方へ〉
1.
→困ったときに引く統計学の辞書

2.
→5年間分の過去問が収録されています。

カテゴリー
yu-to
ブログ運営
本ブログを運営しているyu-toと申します。

高校数学の解説や公務員試験問題の解説、データサイエンスについての記事を書いていきます!

「データサイエンス×教育」に興味があり、日々勉学に励んでいます。

少しでも役に立つ情報の発信をしていきますのでぜひ読んでください。

また、同志からのお声がけはとても励みになります。ぜひ、コメントやメール、SNS等でご連絡ください!
LINE無料相談こちらをクリック

【積分法の応用】回転体の体積

  • URLをコピーしました!
目次

回転体の体積

切り口の面積の関数 \(S(x)\) が与えられている時、

\(x=a\) から \(x=b\) までの体積を \(V\) とする。また、ある \(x\) 座標で切り取った立体の切り口の面積を \(S(x)\) とすると、

$$V=\displaystyle\int_b^a S(x)dx$$

※ イメージ:\(S(x)\) を \(x=a\) から \(x=b\) まで足し合わせていくイメージ

切り口の面積の関数 \(S(x)\) が与えられておらず、代わりに曲線 \(f(x)\) が与えられている時、

切り口の面積の関数 \(S(x)\) は与えられていないことの方が多く、その代わりに曲線 \(f(x)\) が与えられている。

その場合、曲線 \(y=f(x)\) と \(x\) 軸と \(2\) 直線 \(x=a\), \(x=b\) で囲まれた部分を \(x\) 軸の周りに \(1\) 回転してできる回転体の体積 \(V\) は、

$$V=\pi\displaystyle\int_a^b \{f(x)\}^2 dx=\pi\int_a^b y^2 dx$$

\(2\) つの曲線 \(y=f(x)\), \(y=g(x)\) が与えられている時、

\(2\) つの曲線 \(y=f(x)\), \(y=g(x)\) と \(2\) 直線 \(x=a\), \(x=b\) で囲まれた部分を \(x\) 軸の周りに \(1\) 回転してできる回転体の体積 \(V\) は、

$$V=\pi\displaystyle\int_a^b |\{f(x)\}^2-\{g(x)\}^2| dx$$

回転体の体積(問題)

次の曲線や座標軸で囲まれた部分を \(x\) 軸の周りに \(1\) 回転させてできる立体の体積 \(V\) を求めよ。

(1) \(y=1-\sqrt{x}\), \(x\) 軸, \(y\) 軸
(2) \(y=1+\cos x\) (\(-\pi\leq x\leq \pi\)), \(x\) 軸

回転体の体積(解説)

(1) \(1-\sqrt{x}=0\) とすると、\(\sqrt{x}=1\) よって \(x=1\)

ゆえに、

\begin{eqnarray} V &=& \pi\int_0^1 (1-\sqrt{x})^2 dx\\ &=& \pi\int_0^1 (1-2\sqrt{x}+x) dx\\ &=& \pi\big[x-\displaystyle\frac{4}{3}x\sqrt{x}+\frac{1}{2}x^2\big]_0^1\\ &=& \pi\big(1-\displaystyle\frac{4}{3}+\frac{1}{2}\big)\\ &=& \displaystyle\frac{\pi}{6} \end{eqnarray}

(2) \(1+\cos x=0\) とすると、\(-\pi\leq x\leq\pi\) では \(x=\pm\pi\)

\begin{eqnarray} V &=& \pi\int_{-\pi}^{\pi} (1+\cos x)^2 dx\\ &=& 2\pi\int_0^{2\pi} (1+\cos x)^2 dx\\ &=& 2\pi\int_0^{2\pi} (1+2\cos x+\cos^2 x)dx\\ &=& 2\pi\int_0^{2\pi} \big(1+2\cos x+\displaystyle\frac{1+\cos 2x}{2}\big) dx\\ &=& 2\pi\int_0^{2\pi} \big(\displaystyle\frac{3}{2}+2\cos x+\frac{1}{2}\cos 2x\big) dx\\ &=& 2\pi\big[\displaystyle\frac{3}{2} x+2\sin x+\frac{1}{4}\sin 2x\big]_0^{\pi}\\ &=& 2\pi\cdot\displaystyle\frac{3}{2}\pi=3\pi^2 \end{eqnarray}

おわりに

さいごまで記事を読んでいただきありがとうございました!

「30分で集中力が切れてしまう方へ」

勉強の集中力UPのために

子供に集中して宿題をさせるために

会議やプレゼンのタイムマネジメントのために

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

質問や感想はコメントへ!

コメントする

目次