メニュー
yu-to
管理者
本ブログを運営しているyu-toと申します。

高校数学の解説や公務員試験問題の解説、データサイエンスについての記事を書いていきます!

「データサイエンス×教育」に興味があり、日々勉学に励んでいます。

少しでも役に立つ情報の発信をしていきますのでぜひ読んでください。

また、同志からのお声がけはとても励みになります。ぜひ、コメントやメール、SNS等でご連絡ください!
カテゴリー
統計学初学者サポートこちらをクリック

【二次方程式】『判別式』実数解を持つことから判別式を絞る問題

目次

データアナリストへの道

少し数字に強い理系大学卒から駆け出しデータアナリストになるまでに、実際に読んだ50冊以上の本から厳選して、基本的な理論から実践的スキルまでを身につけられるようにデータ分析初学者向けにまとめました。>>記事を読む

「実数解を持つ」

今回は、問題文の「実数解を持つ」を言い換えて解く問題です。

\(x^2-3x+2=0\)
\((x-2)(x-1)=0\)
\(x=2\), \(1\) \(\longleftarrow\) これが実数解!

今回の問題のポイントは、「実数解を持つ」を言い換えること と 判別式を使って計算することです。

判別式の仕組み

判別式

\(ax^2+bx+c=0\) において、
\(b^2-4ac>0\) のとき、実数解は \(2\) 個
\(b^2-4ac=0\) のとき、実数解は \(1\) 個
\(b^2-4ac<0\) のとき、実数解は \(0\) 個

↓判別式の詳しい仕組みはこちらです。

 「実数解をもつ」の言い換え

「実数解をもつ」\(\longleftrightarrow\) \(D\geq 0\)

「実数解をもつ」とは、「実数解を \(1\) 個もつ」または「実数解を \(2\) 個をもつ」と言い換えられます。

「実数解を \(1\) コもつ」判別式 \(D=0\)
「実数解を \(2\) コもつ」判別式 \(D>0\)

となり、\(D\geq 0\) と表されます。

グラフで説明すると以下のどちらかの状態を表します。

解が2個のグラフ
解が1個のグラフ

判別式(問題)

方程式 \(x^2-2ax+a^2+a-5=0\) が実数解を持つとき、\(a\) の範囲を求めよ。

判別式(解説)

判別式 \(D\) を計算する

\(D=4a^2-4(a^2+a-5)\)

\(=-4a+20\)

よって、\(-4a+20=0\) または \(-4a+20>0\)

となるので、計算すると \(a=5\) または \(a<5\)

したがって、\(a\leq 5\)

おわりに

今回は、問題文の「実数解を持つ」を言い換えて解く問題でした。

「実数解をもつ」\(\longleftrightarrow\) \(D\geq 0\)

このように、数学の問題の中には、問題文の文章を言い換えることによって、次のステップに進めることがよくあります!

さいごまで読んでいただきありがとうございました!

このブログは統計学を学びたい学生/社会人向けに記事を書いています。

【最新】こちらの記事がおすすめ!

>>

  • URLをコピーしました!
目次