メニュー
yu-to
管理者
本ブログを運営しているyu-toと申します。

高校数学の解説や公務員試験問題の解説、データサイエンスについての記事を書いていきます!

「データサイエンス×教育」に興味があり、日々勉学に励んでいます。

少しでも役に立つ情報の発信をしていきますのでぜひ読んでください。

また、同志からのお声がけはとても励みになります。ぜひ、コメントやメール、SNS等でご連絡ください!
カテゴリー
統計学初学者サポートこちらをクリック

【微分】『法線の方程式』 例題と解説

目次

データアナリストへの道

少し数字に強い理系大学卒から駆け出しデータアナリストになるまでに、実際に読んだ50冊以上の本から厳選して、基本的な理論から実践的スキルまでを身につけられるようにデータ分析初学者向けにまとめました。>>記事を読む

接線の方程式/法線の方程式

接線の方程式

\(y=f(x)\) 上の点 \((a\), \(f(a))\) における接線の方程式は、

 \(y-f(a)=f'(a)(x-a)\)

法線の方程式

\(y=f(x)\) 上の点 \((a\), \(f(a))\) における法線の方程式は、

 \(y-f(a)=-\displaystyle\frac{1}{f'(a)}(x-a)\)

〈考え方〉

図のように、接線に垂直な直線が法線です。

\(2\) つの直線が垂直なとき、傾きをそれぞれ \(m\), \(n\) とおくと、

 \(m\times n=-1\)

となる。

以上のことを踏まえると、

接線の傾きが \(f'(a)\) となるとき、法線の傾きは、\(-\displaystyle\frac{1}{f'(a)}\) と書ける。

※ \(f'(a)\times\left(-\displaystyle\frac{1}{f'(a)}\right)=-1\)

法線の方程式(問題)

曲線 \(y=\displaystyle\frac{2}{9}x^3-\frac{5}{3}x\) について、次のものを求めよ。

(1) 曲線上の点 \(\big(2\), \(-\displaystyle\frac{14}{9}\big)\) における法線の方程式

(2) (1) で求めた法線と曲線の共有点のうち、点 \(\big(2\), \(-\displaystyle\frac{14}{9}\big)\) 以外の点の座標

解説

\(y=\displaystyle\frac{2}{9}x^3-\frac{5}{3}x\)

\(y’=\displaystyle\frac{2}{3}x^2-\frac{5}{3}\) \(\cdots\) (A)

(1)

\(x=2\) における接線の傾きは、

\(x=2\) を (A) に代入すると、\(y’=1\)

法線の傾きを \(m\) とおくと、

\(m\times 1=-1\)
 \(m=-1\)

よって、

 \(y+\displaystyle\frac{14}{9}=(-1)\cdot (x-2)\)
  \(y=-x+\displaystyle\frac{4}{9}\)

(2)

\(y=-x+\displaystyle\frac{4}{9}\) \(\cdots\) ①

\(y=\displaystyle\frac{2}{9}x^3-\frac{5}{3}x\) \(\cdots\) ②

\(\displaystyle\frac{2}{9}x^3-\frac{5}{3}x=-x+\displaystyle\frac{4}{9}\)

\(2x^3-15x=-9x+4\)

\(2x^3-6x-4=0\)

\(x^3-3x-2=0\)

\(f(x)=x^3-3x-2\) とおくと、\(f(-1)=0\) より

\((x+1)(x^2-x-2)=0\)

\((x+1)^2(x-2)=0\)

よって、求める点の \(x\) 座標は、\(x=-1\) であり、求める共有点の座標は、

\(\big(-1\), \(\displaystyle\frac{13}{9}\big)\)

おわりに

さいごまで読んでいただきありがとうございました!

このブログは統計学を学びたい学生/社会人向けに記事を書いています。

【最新】こちらの記事がおすすめ!

>>

  • URLをコピーしました!
目次