二重根号の外し方
今回は
やり方を覚えてしまえばそれまでですが、理論を知っていれば、その考え方を他の公式や問題にも応用できるようになり、「覚える数学」から抜け出せるきっかけになるかもしれません。
では、実際に見ていきましょう。
二重根号の公式とその導出
(公式)
( i )
( ii )
(導出)
( i ) の導出
この等式から、
が得られる。
二重根号の外し方(問題)
次の式を簡単にしなさい。
(
(
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答案の例
(
(
解説
(
まずは、一般的な
根号(ルート)というものは、いわゆる
この性質を使うことで、
細かな途中式を書くと、
のように計算することができるわけです。
ここで重要な知識は、根号の中身を
つまり今回の問題で言えば、 根号の中身である
次に、
の因数分解の公式を使って式変形を行うことになります。
みなさん、 この因数分解を行うとき、真ん中の
この項は、
例えば、
これにより、
おわかりのように、真ん中の項には
ルートが入っている問題でも同様に、真ん中の項にあたる
このことを念頭に置きながら、具体的に本問を見ていきましょう。
今回は、
まず
しかし、
(例えば、
よって、真ん中の項になり得るのは、
この数での分解候補は、
の
これらを因数分解した形で表そうとすると、
となるので、これらを展開してもとの
つまり、
よって、
のように変形し、答えを導くことができるのです。
まず、
次に、この
(
こちらも同じように、まずは
こういう場合、上記の規則性を使える形に式を少し変形する必要があります。
むりやり
そこで、全体を
つまり、
こうすれば、もとの式と結果的に値は変わりませんね。かつ、分子を見ると、ちゃんとルートの前に
これで式全体を見てみると、
となるため、分子に関して、(
今回の場合、
しかパターンがないので、
念のため展開してみると、
となり、もとの分子に戻りますね。
よって、
となり、最後に有理化を行って、
おわりに
さいごまで読んでいただきありがとうございました!
『統計の扉』で書いている記事
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私自身、数学が得意になれたのはただ運が良かったんだと思っています。たまたま親が通塾させることに積極的だったり、友達が入るって理由でそろばんに入れたり、他の科目が壊滅的だったおかげで数学が(相対的に)得意だと勘違いできたり。
”たまたま”得意になれたこの恩を、今数学の学習に困っている人に還元できたらなと思っています。お金は取りません。できる限り(何百人から連絡が来たら難しいかもですが…)真摯に向き合おうと思っていますのでオアシスだと思ってご連絡ください。